5月3日雨〜晴 微風
いよいよ始まった平成24年度の浜松まつり!
って、雨。
千歳町は初子さんの凧のお祝いは3日にやるのが通例です。それは件数によって変わるものではありませんが、雨天の場合は4日、5日とスライドします。
3日が雨ということもあり、お施主さんには4日にしますと事前に報告しましたが、4帖のお施主さんの親族の方が3日しかいれないということもあり、午後の雨の止むのを待ち強行することにしました。お施主さんの意向にはなるべく添いたい、どの町でもそうでしょうけど千歳町は初子さんを大事に思う気持ちはとても強く、初子第一をモットーにしています。
午後に初子さんが凧場に到着し、天狗連のタスキ全員が絶対にこの凧を揚げるという気持ちを一つにして、まだまだぬかるむ会場で遮二無二なって泥まみれ、汗だくになって胡徹くんの初凧をあげました。
やっぱり凧は楽しい!僕もまだまだ揚げるのはヘタッピですが、風を受けてビンッと張った麻の凧糸のあの感触はもうたまりませんね。男たちが虜になるのは必然です。
し、か、し、どうも調子が悪いなぁと連休前から思っていたのですが、、僕の悪い癖で気にせず毎日ドンチャン騒ぎをしていました。
15時過ぎ、凧揚げから会所に戻りあまりに調子が悪いので、晩飯も食わずに一時帰宅、体温を計ると38度越え。マジか。。。このまま強行しようと思いましたが、最優先は初子。あと20時半からの風心会の合同練りは最前列に組長が並ぶのが伝統。無理言って20時過ぎまで休ませてもらいました。速攻で服を着替え、ベットに入って薬を飲んで水を大量に飲ませてもらい、滝のように汗をかき、汗を拭いて、着替え再び汗をかく。あと2時間。あと1時間。あと30分。
よし、37度弱まで熱は下がり、体も大分楽になり、この年の初子さんの為に揃えた全て新品の、法被、腹掛け、鯉口、股引、地下足袋を着込み。初子さんから頂いた3本の手ぬぐいをねじりにして スキンヘッドの装着、天狗連組長のタスキをかけていざ出陣!
久しぶりの本番の練り。組長の馬上提灯と御幣を持ち、身なりを整え千歳の若衆と共に初子のお祝いに出発。
1件目、丸家。同級生の初。同級生の初子さんを組長としてお祝いできるなんて本当にうれしいです。親父さんも自他共に認める凧好き。しょっぱなのお祝いには最適ですね!
人生で初めての初子さんへの口上。「祝初節句!!〜〜〜」7件の初子さんへ、心からの祝福の思いを全力で叫ばせていただきました。気持ちよかった。
激練りを目の当たりにした初子さん、練り本隊が去った後も「もういっかーい!」とだだこねてました。さすがサラブレッド。
2件目、秋元家。3日に唯一初凧のお祝いをさせていただいた胡徹君のご両親。うお!スゴい人の数!これは賑やかだ!お施主さん、本当に喜んでくれていました。
「千歳町で初ができて本当によかったです。本当に感動しました!」
僕のだらしない涙腺にはかなりの刺激な言葉でしたが、なんとかこらえました。胡徹君も激練りの中央で両手を上げてヤッチョヤッチョ。笑顔がこぼれますわい。
秋元家の親族の方が素敵なブログを書いてくれましたので是非と無理言って紹介させていただきます。
なんとか3日を乗り切り、さて明日は初凧6件のお祝い!役員にも気合いが入ります。
予報は晴れ、そして風は近年稀に見る強風!早く寝よう!!!
4日早朝。晴、強風!
毎年3日間の天狗連の元気の源、とと錦さんの朝食を平らげ凧場へ出発!
やはり強風!これは気持ちよく揚がるぞー!。。。でも下ろすの大変だぞこれ。。。
そんなこと言っている間に、最初の初子さん登場!さぁみんな!行くぞ!!!
初子さんの目の前で、晴天の皐月の空に舞い上がる天狗の凧。麻でできた凧糸が法被と軍手にものすごい勢いで擦れ、めり込む。70kg弱の全体重を後に掛けてもズルズル引きずられるものすごい風。万歳!!!
他町の凧は強風でベコンと曲がったり、尾っぽをすくわれたり、凧糸がはち切れたり、 次から次へと落下していくなか、天狗の6枚の初凧は何事もなかったように綺麗に揚がり、綺麗に回収。GJ!!さすがですね。
7件全ての初凧が揚げれたこと。本当にうれしかった。組長として一番の喜びですね。
そして、安堵。
って良い事ばっかり書いているようですが、、、、
実はアホやっちゃっていたんです僕。この日。ぬかるみに足を取られて。。。
左足首をグキ。うわぁ、やな音なったぞ。ピーポーピーポー。
久々登場ヒサピエンス先生に付き添われて、E病院へ。
痛みは増すばかり。ヤバいなぁと思ってレントゲンを撮ると。
はい、骨折。笑いましたね。あー、今年の凧揚げは終わったなぁ。
まぁ、初凧は全部揚がったからいいや。 でも、この事は内緒にしようとそのとき組長判断しました。
固まる布?みたいなギブスをつけて、包帯ぐるぐる。でコソコソ帰宅。はてさて、どうしますかね。
答えは簡単でした。
4日以降の初子関係以外の組長としての役割は全てキャンセルもしくは筆頭に代行してもらい、21時過ぎの初練りの初子さんのお祝いだけはさせてもらうことにしました。
本当に青島君と岩本さんご迷惑をおかけしました。
本音は悔しかったです。初凧は無事に終了しましたが、初練りはまだ5件残っているなかでの怪我。組長として初子さんに本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。なんで今年やねん!なんで今日やねん!6日以降ならどうなってもいいからなんとかならんのか!が伊達一の本音でした。ずっと糸先にいたい、ずっと練りにいたい、でも組長のタスキをつけた人間が、松葉杖やら車椅子でウロチョロするのは千歳町で生まれ育った僕にはどうしても許せませんでした。
本来、初練りの先頭に立ち、初子さん、お施主さん夫婦と一緒に施主宅へ赴き、激練りを背に初子さんを祝い、口上とお祓いをし、鏡割り、乾杯、一気、記念撮影をするのですが、練りの移動の間に信さん、建児さんに助けてもらいながら初子さんをお宅で練りの到着を待ち、初子さんの到着で筆頭、会計と合流。口上〜記念撮影して初子さんと練りを見送るという僕の動きが最小限になるような変形スタイルをとらせてもらうこととなりました。
答えは簡単でしたと言いましたが、ギブスをつけ、パンパンの足で股引も足袋も入らない状況で、しっかりとしたお祝いができるのか、お施主さんに喜んでもらえるのか、全て代行に任せたほうがいいのではないのか。今だから言えますが本当に悩みました。ぶしょったい情けない天狗の組長をさらしていいものなのか。
先輩の一言で決意しました。
「組長がこんな体でも、どんな形でも初子さんをお祝いしたいと言っているんだから、それは俺ら役員が全力でバックアップするよ。それをとやかく言うヤツが万が一いるなら俺はそいつを許さない。」
ね。いい町でしょ!
たまたま鳥浜で仕事中に着ているズボンが藍染めでして、股引の代用とし、片足は裸足でしたがなんとか暗がりでは判りにくい格好で、21時の練り本隊の到着を会所で迎えました。
さて!やるぞ!
1件目、清水家。小中学を同じくした1コ下の後輩で、凧揚げも上手、今回から凧揚げ会の執行部として共に今年のまつりを作り上げてきた大切な仲間の初のお祝い。
うお!これまたスゴい友達の数だなオイッ!とても賑やかで盛大なお祝いとなりました!
2件目、鈴木家。昔から天狗のおまつりに出ているヨシキさんのお孫さんが初子さん。お施主さんは有名なバンドマンだった人で、なんと僕のバンドと対バンしたこともある人!さすが元バンドマン、いい声でヤッチョヤッチョ!ヨシキさんも初子さんを施主から奪い取り縦横無尽に暴れ回っていましたwww。
3件目、知久家。これまた小中と同級生!兄貴は一個上の先輩。 11時を過ぎた初のお祝いでしたが、初子さんもニコニコでヤッチョヤッチョ!なんと、ここで樽酒一気で僕の名前が呼ばれました。やったろうやないか!見とけや初子さん!うん、うまい♡ お立ち台の下でサポートしてくれる仲間達がもういいだろと樽を引っ張りましたが、檜に顔を突っ込んだまま出ようとしない僕にイライラしたことでしょうね。
そんなこんなで無事に4日を終えることができました。明日は10時から子供の凧揚げだ!僕は凧揚げには参加できないけれど、子供に天狗凧のカッコ良さを見せつけてあげてくださいと仲間にお願いしました。
5日。快晴、良風
えっ?!行くの?!という周りの言葉をよそに、足手まといとわかっていながらも凧場へ向かいました。いい風だぁ。これは今日も楽しそうだ!
凧揚げ本部のほぼ真南にある赤い天狗連の陣屋で今日は天狗の凧を見物だ!さぁ、やってくれよー天狗の猛者達よ!ほんで、組長代行の筆頭、凧を頼むぞ!!と僕の手甲と頂いたお守りを渡して送り出しました。
と、僕は雲1つない青空に揚がる凧を見ながら酒を食らってました。これはこれでいいもんだ! 凧場で酔っぱらったのは生まれて初めてでした。
10時の子供凧揚げも無事に子供達に喜んでもらえたと報告を受けてホッとし、12時すぎの一斉休憩で土産話にドンチャン騒ぎし、記念撮影。糸枠に腰掛けさせてもらってパシャ!仕上がりが楽しみです。
さー、午後になり本年度最後の凧揚げだ!体力尽きるまで天狗の大凧をドカンと揚げてきてください!!!
再び陣屋で空を見ていると、天狗の凧糸がどんどんこっちに近づいてくる。????
「組長、糸持ってよ!」
トモの粋な計らいで糸先が陣屋まで来ていました。グググッとこみ上げる思いを抑えヨッシャー!椅子ごと会場まで移動され、椅子に座ったまんまで皆に囲まれ麻糸を持つ。
あー、これこれ。この感覚はやっぱり最高。
やっぱり天狗連の仲間はサイコーだ。
「さー組長!合戦いくか!」(事業部長)
「エエエエエエ〜〜〜〜〜!!」
って本当に行ったからね。なんちゅう町やねん。
たぶん、燃えよ浜松まつりだっけ?とびだせ浜松まつりだっけ?あれで放送されるかもしれませんねぇ〜〜!千歳のアホ組長と最高の仲間達の笑顔が。
松葉杖だろうがなんだろうが、情けないなんて思っていた自分が恥ずかしく思えましたよ。天狗の大紋背負っているからには胸を張っていよう。最後はその松葉杖の組長を先頭に練り歩きながら戻りました。
こんな面白い千歳町のワッペンは、会所開き前は4000円、会所開き後は6000円ポッキリとなっております。
平成24年度の凧が終わり、会所でお施主さんに凧揚げの報告をし、飯を食ってまたしても初練りまでサボりました。本当にご迷惑をおかけしました。
この日の夕方、地震あったの知ってます?
家にいたから気付いたんでしょうね。
さて、5日は2件の初練り。
やりかたは前日と同じでいかせてもらいました。
1件目、和久田家。これまたお施主さん同級生!7件の初のうち3件が同級生、1件が1コ下の後輩というなんと幸せな組長でしょうかね。あまりにうれしくて口上間違えてしまいましたよ!爆
2件目、青島家。プライベートでも仲良くしてもらってる本年度の凧揚げ会の筆頭、つまりNo,2がお施主さん。多忙な筆頭という役割の中で初をやるというなんともドMなお施主さん。同じ時期に執行部に入り、前回のおまつりでは僕が筆頭のときの会計ということもあり、苦楽をともにした一番の理解者。初のお祝いの最後を飾るにふさわしい初子さんでした!
最後の最後は組長宅で祝い練りがあるのですが、すみません。力は初子さんに全て使わせて頂き、もう髪の毛も何も残っていませんでした。それでも役員、そして初子さんを一緒に祝ってくれた一般参加の皆さんには感謝の気持ちを伝えたく、全力でお礼を言って、3升のお酒をかぶりました。
そして、本当の最後。会所で激練り。
平成24年度の千歳町天狗連の浜松まつりが終了しました。
2年待った組長を、色々ありましたがやり終えた感想は、
最高に楽しかった。
以上です。




































